すごく大好きだった人
昔、人生最愛の恋人を失ったことがある。
今も忘れられずに、時々逢いたくてたまらなくなる。
もうこの世にはいないから。逢えないし、
話すこともできない。
現実だけが、現実味を帯びて
過去の思い出は霞んで、美化され、なのに
魂の核には、その恋人の重みが、自分の一部であるかの様に手を繋いできて思い知らされずにはいられない。
消えた切り離せない存在に苦しんでいる。
現実逃避に思われるかもしれないけど。
わたしの人生には、二つの道があり
ひとつの道を歩んでいるのだけど
今もあったかもしれないもうひとつのリアルを歩いているような気がしてならない。
そのひとつの道は透明な自分なのかも。
忘れたと思ってても
ひとりになると、思いだして、哀しんでいる
わたし。
許してください。
ごめんね。
愛してます。